自転車通勤している方の中には、雨の日など天候が悪い時、バスや電車を使って通勤した場合、通勤手当や交通費は支給されるのかな、と気になる方も多いと思います。
やっぱり、損したくないですからね。
そこで、自転車通勤で雨の日に電車やバスを使った場合、通勤手当が支給されるのかどうかについて、調べみました。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
企業は通勤手当の支払義務がない!
まずは、通勤手当について理解しておく点があります。
おそらく、ほとんどの会社では通勤手当として交通費が支給されていると思いますが、
実は、労働基準法では通勤手当の支給は義務付けられていないのです。
えっ?
と思いますよね。
それもそのはず、約90%の会社では通勤手当を支給しているそうですから、もらってないという方のほうが少ないのが実態です。
ただ、法律上は交通費は従業員の自己負担が原則となっていて、就業規則などで「通勤手当支給」の規定があれば、交通費の支払い義務が発生することになります。
まずは、大前提として企業は従業員に交通費の支払義務がないということを理解しておきましょう。
自転車通勤は雨の日に交通費は出るの?
交通費は支給されない!?
では、普段、自転車通勤の方が、雨の日に電車やバスなど公共交通機関を使って、通勤した場合、通勤手当や交通費は、支給してもらえるのでしょうか?
結論から言うと、雨の日に自転車通勤からバスや電車に切り替えた場合、通勤手当や交通費は支払ってもらえません。
民間企業に限らず、公務員の場合でも同じですよ。
自転車通勤で交通費が支給されている場合は?
もし、会社で自転車通勤で交通費が支給されているケースでも雨の日に交通手段を変更した場合の電車やバスの通勤手当は支給されません。
これは、交通費の支給が、法律で決められているわけではないので、会社の規定に従うほか仕方がありませんよね。
要するに、会社に申請し、許可された通勤方法を日によって、変更した場合の交通費は支給されないということです。
自転車通勤を始める前に知っておくべきこと
これから、自転車通勤を始めようという方もいると思うので、事前に確認しておくことについて説明していきます。
会社の規定がどうなっているか
会社で自転車通勤を認めていないこともあるので、まずは勤務先の会社が、自転車通勤を許可しているのかどうか、会社規定をチェックしておきましょう。
僕の知り合い会社では、自転車通勤をする場合、自宅から、会社まで片道2㎞以上の距離を通勤する場合で、電車やバスがないなどの条件付きだったりします。
かなりハードルが高いですが、原則、自転車通勤を認めない姿勢だということですから、ある意味、仕方ないですよね。
いずれにしても、自転車通勤に対する会社の規定がどうなっているのかをよく調べておきましょう。
自転車通勤の交通費は支給されるのか?
これも会社の規定によって、違ってきますが、会社で自転車通勤を許可している場合、通勤手当が支給されるかどうかを確認しておきましょう。
通勤手当は支給しない場合もあれば、駐輪代は実費負担してくれるなど、会社によって、さまざまですので、きちんと確認することが大事です。
また、月の途中などで自転車通勤に切り替えた場合、定期代などすでに交通費が支給されていれば、差額分を返還するケースもありますので、気をつけましょう。
自転車通勤は会社へ申請する
会社規定によって、違いますが、自転車通勤する場合は会社に申請すべきです。
おそらく、多くの会社では自転車通勤の申請が必要になるかと思います。無許可での自転車通勤は認めていないところがほとんどだと思います。
というのも、もしも、自転車事故を起こし、会社に損害を与えるようなことになった場合も考えられますからね。
なので、自転車通勤する場合は、きちんと申請しておきましょう。
自転車通勤でやってはいけないこと
電車通勤で申請し自転車通勤をすること
会社に電車通勤で申請し、交通費が支給されているけど、実際には自転車通勤している方もいるかと思います。
会社規定で徒歩通勤や自転車通勤の場合、交通費を支給しないとなっているような場合、法律で通勤手当の不正受給にあたり、交通費の返還しなければなりません。
こちらも会社の規定がどうなっているのか、きちんと確認しておきましょう。
交通ルールを無視した自転車運転
雨の日はもちろんのこと、酒酔いや傘差し運転など道交法に違反するような運転はやめましょう。
交通ルールを守り、自転車通勤しましょう。
自転車保険無加入
自転車事故で加害者となった場合、高額の損害賠償を求められることもあります。
1億円くらいの補償が可能な自転車保険に加入しておきましょう。
自転車保険に無加入のまま、自転車通勤するのはリスクが大き過ぎるので、まずは自転車保険に加入し、自転車通勤を始めましょう。
多くの会社で、自転車通勤する場合、許可制ですし、自転車保険加入が必須になっていますよ。
まとめ
自転車通勤で雨の日に電車、バスを利用しても交通費は支給されないわけですが、
気をつけたいのは、雨の日は、事故の発生が、通常の5倍くらい高まることです。
交通費が支給されないからといって、雨の日に無理して自転車通勤するよりは、公共交通機関を利用し通勤した方が、出費発生しますが、安全ですよね。
また、雇い主としても、雨の日に事故を起こされるよりは電車、バスの交通費を支給し、通勤させるといったことも、今後、考慮スべきことなのかもしれませんね。
いずれにしても、雨の日の自転車通勤は危険がいっぱいですから、安全運転と万が一のための自転車保険への加入をしておくといいですよ。、